PaaS
読み方:パース
クラウドコンピューティングのうち、アプリケーションの稼動基盤を提供するもの。
主に SaaS を提供している企業が、自社アプリケーションの実行基盤として利用していたプラットフォームを、ネットワークを通じて広く一般に開放し、ユーザー独自のアプリケーションの実行基盤として利用してもらうものです。
SaaS までアプリケーションを作り込んでいない状態で一般に提供され、ユーザー(開発者)は自由にカスタマイズして利用します。開発者は、ハードウェア、OS 、ミドルウェア、フレームワーク等を意識せずに、アプリケーションを開発し稼動させることができ、( 1 )開発期間の短縮、( 2 )インフラ構築・運用の必要がなく開発に専念できる、といったメリットがあります。
一方で、開発が特定の PaaS 環境への依存が進んだ場合は、新たな環境への移行が難しくなるといったデメリットがあり、採用には慎重な検討が必要です。
事例
ローソンでは情報共有基盤を、Lotus Notes から Force.com に移行し、開発期間とコストをそれぞれ 1/5 に短縮しました。社員数 12 名の Web 制作会社マーキュリープロジェクトオフィスでは、 Force.com でアプリケーションを開発。「外注費管理」「社内リソース管理」「請求入金管理」「経費精算」などの 8 種類の機能と、ドメイン管理、 Google Apps との連携、管理機能と連動したオリジナルデザインの見積書まで出力可能にしました。これにより 600 万円の請求漏れが発覚したり、社員の経営参画意識が向上するなどの効果がありました。驚くことに、これらは、社長自らが約 60 時間で開発したといいます。
代表的なサービス例
- Lotus Notes(米国・IBM)
- Force.comプラットフォーム(米国・セールスフォースドットコム)
- Google Apps Engine(米国・グーグル)








